「ゆる旅」のススメ

こんちは。ウサギのロビンです。

今日は旅そのものについて日頃思ってることを書きます。

日本人って、みんなゆるキャラが好きなのに、なんで海外旅行はゆるくないんだろ?

 

海外に行くと決まったら、まず大手旅行代理店にでかけていって、そこで集めたパンフレットを眺める。

行きたい土地のガイドブックを買って、情報を集めてくる。

でもね、そういうところに載ってるのは、みんなお決まりのスポット。

 

「まずは押さえておきたいし・・・」 うん、わかる。

どうかなって思うのは、そういうスポットだけ押さえて、短時間で動き回って、そいで、よしロンドンは見た!って、満足しちゃうこと。

試験問題じゃないんだからさあ。

 

ヨーロッパ人が日本人の旅の仕方をみてて、すごいと関心することは、

いかに短期間でたくさんのスポットをまわるかということです。

イギリスに三日しかいないのに、ロンドンとコッツオルズとストーンヘンジ観にいったって、そいでもって、ロンドンからパリに日帰りでいったって?

往復で5泊6日の旅。すんげー!

 

でも、そこには、少し冷えたまなざしがあります。

だって、ヨーロッパ人ははもっとゆっくり旅することのほうが豊かだって知ってるから。

体も心もリラックスしている方が、たくさんのことを吸収し、未知の土地を自分の身体でじっくり楽しむことができるし、

きっと、かけがえのないディープな旅になる。

 

そりゃあ、あれだよ、日本社会は忙しくって、実際そんなに休みとれないんだよ-、って?

そうだろうね、きっと。学校や会社で休みがとりづらかったり、ほかの人の目が気になったり、確かに、日本の社会全体の問題なんだと思う。

でもさ、「だからしかたない」ではなくて、

そんななかでも、工夫して「ゆる旅」をつくることって、不可能なのかなあ?

 

もし、日がとれないなら、逆に、なるべくたくさん動きまわらず、予定を入れ込まず、

ひとつの都市で腰を下ろして、町を自分の足で歩いてみる。じっくり紅茶を楽しんでみる。

ちょっと可能性がありそうなら、なんとか工夫してなるべく長い休みをとり、

帰った後、周りの人に、それがどんなに素晴らしく、仕事にもリフレッシュできたかを話して聞かせる。

もちろん、聞く側も変わらなきゃね。

こいつが楽しんでた間、オレどんだけ仕事したことやら・・・ではなくて、旅した人がリフレッシュして、成長したことを一緒に喜んであげる。

社会のなかで、みんなが気にせず休みがつくれる環境を少しずつつくってみる。

あきらめる前に、ひとりひとりが下から実践で変えていくってやり方だってあるんでないの?

だって、自分が変わんないと、社会も変わんないからね。

 

リタイアした人なら、もうなんのしがらみもないはず。

若い頃の海外パック旅行の習慣や概念から離れて、ちゃんと長旅を計画し、パートナーと大人な旅を楽しむことができるはず。

できるはずなのに、それをしないのは、きっとみんな、以前のお膳立てされた「海外旅行」のイメージしかなくて、

「ゆる旅」って方法を知らないだけではないかなあ。

 

そんなゆっくりした旅は、外国の風景や、文化、ひとびとの生活だけではなくて、自分に出会える旅です。

旅は単なるお楽しみじゃない。単なるレジャーじゃない。

ArtLogueは、そんな豊かな「ゆる旅」を、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたいと思っています。

 

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このブログは、アートローグのディレクターによって書かれています。

アートローグは、ロンドン現地にて、ユニークな文化の旅の企画・ご案内や日英のミュージアム・コーディネートの仕事をしています。

観光の個人ガイドのほかに、現地日本人向けの文化講座や、文化関係の通訳やミュージアム資料調査の代行も行っています。

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