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先回のブログからに引き続き、英国ウェールズの旅にお付き合いください。
ウェールズ中央の人里離れた渓谷、そのまたドンツキにある宿に滞在しています。
経営者のシャーロンたちは、自然と共存する生き方を問いかけていて、おおいに刺激を受けました。
このエリア、かつては銀鉱山があったところなんですね。
山深く、城郭遺跡かと思うような堅牢な建物、実は19世紀初期からの産業遺跡に出会したりします。
宿から1時間ほど歩いたところには、スナフキンが住んでいそうな湖があったりして。途中には、ネコバスが通りそうな、バス停があったりして。
そんな環境で、30年前から木を植え、オーガニックな手法で野菜を育て、動物たちを放し飼いで飼ってきたそうで。
前のブログでも書いたように、サスティナブルな自然との共存を実践しているわけですが、その裏にはきっと、計り知れない苦労があったに違いありません。
ところで、その循環の役割を担うことになったのが、もう400年以上も前に絶滅してしまったビーバーたちなのです。
とある経緯で、数頭を入手し、敷地内を流れる小川に放ちました。
やがて彼らはダムをつくり、小さな溜池ができる。その真ん中の小さな島がかれらの巣になるのです。
溜池には小さな生物が生存始め、水草や植物が多様化し、渡り鳥がやってくるようになる。結果として、このあたりの自然の循環が改善されました。
そして、たびたび下流でおきた洪水被害もうんと少なくなったそうです。
シャーロンのパートナーは、毎夕、夜行性の彼らに人参やりんごなどの朝ごはんを用意します。ビーバーたちとの信頼関係が根付いていったのでしょう。
わたしたちも、その朝ごはんの様子を距離をおいてそっと見守ることができました。
下のユーチューブ画像は、2020年のウェールズの旅の思い出(前半)をまとめたものです。
所要時間5分。
2分30秒くらいのところに、ビーバーたちが登場します。
貴重な動画、どうぞご笑覧ください。
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