ロンドンのミュージアム利用についてのQ&A

ミュージアム好きだから、ロンドンに行ったら是非と思っているあなた。海外でのミュージアム利用は日本とは勝手が違うため、少なからず不安をおもちではないでしょうか。ロンドンを拠点にし、現地のミュージアム事情に通じたアートローグが、安心してロンドンのミュージアム見学を楽しんでいただけるようよくあるご質問にお答えします。


 

Q)イギリスのミュージアムは入場料無料と聞きましたが、本当ですか?
A)はい。これは、イギリスの文化の深さの表れといえます。ただし、例えばコートルード美術館など例外もありますし、商業的な展示施設は有料だったりします。また、公立のミュージアムでも特別展示は有料です。(£8~18)

Q)入館料無料でも、入り口にDonation box(寄付金入れ)があって、迷います。
A)お考えひとつです。とても素晴らしいコレクションを見ることが出来たからとか、このミュージアムが維持できるよう応援したいということであれば、お好きなだけ寄付されてはいかがでしょうか。でも、だからといって義務でもありません。

Q)館内で写真は撮れますか?
A)ヨーロッパのミュージアムは、写真撮影ができるところが増えてきました。もちろん、フラッシュや自画撮棒は展示品が痛む原因になるので不可です。ただし、商業利用の撮影は許可が必要ですし、特別企画展は不可である場合が多いです。

<撮影可>
大英博物館、ナショナル・ギャラリー、テートモダン、テートブリテン、V&A(ラファエロ・ルームを除く)、ポートレート・ギャラリー、コートルード、ウォーレス・コレクション

<撮影不可>
ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ、ヘイワード・ギャラリー

Q)荷物やコート、傘などを預ける場所がありますか?
A)ほとんどのミュージアムには、無料で預けられるクロークがあります。(大英博物館は1点につき£1.5、ナショナルギャラリーも£1)貴重品以外はここに預けて、身軽に なって見学されることをおススメします。また、大きな荷物(例、一辺が各45cm以上など)は治安上の理由から入館を断られることがあるので気をつけてください。

Q)館内が複雑でルートがつかめなかったり、観たい作品がどこにあるかわからず迷ってしまいます。
A)事前に各館のウェブサイトやガイドブックなどをみて、館内全体図を把握されておくことをおススメします。また館内では見取り図(Floor Plan)が入手できるので、それを参考になさるのもよいでしょう。トイレやカフェ、クロークの位置もわかりますし、なにより、事前 に全体像がつかめていると、見学中の疲労が軽減できます。

見たいものが見つからない時は、あきらめないでそばにいる館のスタッフをつかまえて聞いてみてください。親切に教えてくれるはずですよ。

Q)ミュージアムが所蔵している作品のはずなのに、訪れてみたら見当たらず、館のスタッフに聞いても見つからず、がっかり。どうなっているのですか?
A)当該の作品が他のミュージアムに貸し出し中だとか、特別展示で使われているとか、修繕中、あるいはギャラリーの一部が改装中だと、残念ながら見られないことがあります。その際は、本来あるべき位置になんらかの断りがある場合が多いです。

Q) 美術館に子どもを連れて行きたいのですが、他の方の鑑賞の妨げになるのではと心配で・・・。
A)美術館はすべての人を受け入れるところです。もちろん子どもさんたちも大歓迎。実際、イギリスの美術館ではたくさんの親子連れが楽しそうに見学していたり、バギーで館内を動き回っているお父さんお母さんの様子をご覧になることでしょう。各美術館も、家族向けの貸し出しキット(無料)など、お子さんたちといっしょに楽しめるものを用意しています。

Q)ミュージアムは好きなのに、歩くことに困難を覚えるのですが・・・。
A)イギリスの公的施設では、バリアフリーが当たり前で、スロープやエレベーターが設置されています。また、無料で利用できる車椅子もあります。事前に予約をいれておかれるとよいでしょう。アートローグはそのお手伝いもいたします。

Q)ロンドンを訪問する時に、どんな特別展覧会をしているか知りたいのですが。
A) 各ミュージアムのウェブサイトで最新情報をチェックされることをおススメします。アートローグの「London展覧会News」のページでも、主な美術館の特別展覧会情報をおしらせしていますので、参考にしてください。

Q)ロンドンのミュージアムで開催される特別展覧会のチケットの入手の仕方は?
A) 混むことが見込まれる大型の特別展示は、事前にオンライン上で購入さえておくことをおススメします。以下のページをご参照下さい。

ロンドンのミュージアムの特別展示のチケットを日本から入手する方法

Q)館内で食べ物や飲み物をとることができますか?
A)展示物を保護するという理由から、展示室内では飲食は禁じられています。ただし、館内にはリラックスして飲食ができるエリア(例えば中庭とか)があります。また、イギリスのミュージアムには、すてきなカフェやレストランが入っていますので、ぜひご利用下さい。このHPでは、おススメのミュージアム・カフェやレストランもご紹介しています。

 

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