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こんにちは!ジギ子です!
今回は前回予告させて頂いた通り、ロンドンで一番ロックなエリア、カムデンタウンにあるエイミー・ワインハウスの家にお連れ致します。私んちの近所!
エイミー・ワインハウスと言えば2000年初頭に彗星の如く現れ、グラミー賞5部門受賞しながらもたった二枚のアルバムを残して2011年に27歳の若さで亡くなり、あっという間に伝説の人となってしまったイギリスを代表するシンガーソングライター。
レトロなビーハイブヘアにがっつりアイライナー、刺青だらけという一度見たら忘れない個性的な出で立ちでジャジーな初期ソウルミュージックを歌う彼女は、時代に媚びた感じが全くしなくて本当に新鮮だったなあ。でも大人気になった半面、薬物やアルコール依存症なんかのスキャンダルで日々タブロイド紙を騒がせた人でもありました。
彼女が愛した街、カムデンタウンの北側にあるCamden Squareという緑が一杯のこじんまりした公園。ここは地元の人の憩いの場。天気の良い日は皆ピクニックしたり、本を読んだり。
その緑が一杯のCamden Squareの横に建つのがエイミーが最後を迎えた家。
死因はアルコール中毒でした。
今はファンの聖地となったこの家の前には「すずかけの木」があって、そこに世界中からやって来たファン達がメッセージを残したり花やキャンドルを供えたりして行きます。
ちなみにこのカムデンスクエアという全長200m位のエリアは色々な人種や階級、所得の人達が入り混じって住んでいるここカムデンタウンの中ではちょっとした高級エリアとして知られている所。建ってるお家の門構えも素敵。ブラーのベーシスト、アレックスもこの近くに住んでます。ご近所だけれどジギ子の家は庶民エリアですわ….
聖地となったこの家だけれど、実際エイミーが住んだのは半年位。
私が近所の人から、
「ねえ、あの家、私の友達のアメリカ人が売りに出したのよ。そしたらエイミー・ワインハウスが買ったって!」と聞き、
「おお!エイミーがご近所さんに!」と喜んだのが2011年の年明けくらい。それもつかの間、その年の7月この家で彼女は帰らぬ人となってしまった。
この家に引っ越す前は同じカムデンタウン内の違う家に住んでいたエイミー。その頃の彼女はブレイクという悪い男代表みたいな元夫と付き合っていた。
連日の様に喧嘩の現場だの酔っ払って道にうずくまってるところだのパパラッチされ、お金もせびり取られてボロボロになっても彼にぞっこんのエイミーを毎日の様にゴシップ誌で目にしてイギリス国民は皆「やめときなよ~」と思っていたはず…。でも恋も音楽も自分の身を削る様な情熱の注ぎ方しかできなかったのね。
でもワルでダメ男のブレイクがいたからこそあの苦しく激しい恋の名曲の数々ができたのだと思うとホント複雑だなあ。この家に移り住んだのはそんな元夫との関係をすっぱりと絶って新しいスタートを切ったばかりだったのに。
エイミーのお友達だった友人によると、寂しいからとにかく来て欲しいとこの家に引っ越してから良く電話がかかって来たという事だから心には穴がぽっかりと開いたままだったのかも。
エイミーが亡くなった当日の事はまだ良く覚えてる。素晴らしく天気の良い夏の夕べで、ニュースを聞いて彼女の家まで飛んでいくと、家の前にはまだ警察の車やら関係者の車が停まり、警察官が立っていた。回りには沢山の人が佇んでただただ立ち尽くしたり、遠くから駆け付けたファンなのか、エイミーの写真を持って泣いている人も沢山いた。
エイミーの家のお隣さんが自分のでっかいスピーカーを窓の外に出して大音量で彼女の曲をかけていた。流れて来る彼女の歌声を聴くと、失ったものの大きさを実感した。その頃絶賛子育て中でベビーカー片手のおかんジギ子も悲しくなってただ立ち尽くしたのでした。
エイミーはカムデンタウンという町を愛し、街の人にも愛された人だった。
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