ロンドン,ミュージアム,ギャラリー,アート,ツアー,ガイド,案内,イギリス,英国,美術館,博物館,展覧会,観光,旅行,個人,日本人
文化を主としたロンドン現地ガイドツアー
info@artlogue.net

スカイ島で出会った野生動物たち:

雨があがった。午後には日が射すという。

サンドイッチをつくってウォーキングにでかけるとしよう。

目指すは、スカイ島の西の半島、Duirinishというところ。

そこには、スコットランドにはめずらしく白い砂浜があるという。

いや、正確には砂ではない。珊瑚礁の死骸だ。

冷たい海に珊瑚礁が広がっているという事自体も意外だった。

 

雨がやめば、人が外にでてくる。

出てくるのは、もちろん人だけではない。

車を停めて、海岸沿いに歩く事1時間。

犬を連れた人々に出くわした。

みんなリードはつけず、自由に歩かせている。

まだ曇り空の下、それはそれでミステリアスな風景だ。

man and dog

ふと、地面にたくさん穴が空いている事に気がついた。そこいら中に豆みたいなのが転がっている。

どうやら、この砂浜はうさぎの集落があるらしい。

と、なんと目の前の穴からうさぎがでてきた。

二匹いる。まだ子供なのか?

ばらばらと人が歩いているのに。

いや、犬たちだって勝手気ままに歩いているのに。

のこのこでてきてしまって・・・

雨があがったのが、やっぱり嬉しいのかしら。

わたしのほうは、なんか、急におとぎ話の世界にはいりこんだみたいな気分になった。

rabbit

そこでサンドイッチのランチを食べた後、再び、車で次のところに移動した。

海沿いの道を走らせていると、向こう側に小さな船が浮かんでいる。

はじめは漁船かと思ったが、小さな島の周りをうろうろしているので、

おかしいなと思った。

パートナーの運転手は、どうやらピンときたようで、

車を脇に停めて、双眼鏡をとりだした。

「オットセイだよ」

「え? オットセイ?まじ?」

双眼鏡をのぞくと、まるまるとしたのが何体も岩盤の上に、体を横たえていた。

写真からも、わかってもらえるだろうか?

seals

野生のオットセイをはじめてみたのは、南アフリカのケープタウン。あの時もコロニーだった。

でも、まさか、こんな北の海でみるとは思いもよらなかった。

みんなきっと、雨があがって、日向ボッコしているのだろう。

確かに、さっきよりは明るくなった。

 

スカイ島ではもうひとつの出会いがあった。というか再会だ。

20代の頃に読んだ本がある。

あるスコットランド人が、人里離れたところで、カワウソをペットとして飼っていて、

彼らとの生活を日記に綴ったもの・・?だったように記憶している。

スコットランドにはエキセントリックな人がいるなあと感心したのを覚えている。

できないとは知りつつ、こんな生活してみたいと憧れもした。

 

話を戻して、スカイ島の旅をおえて、橋でスコットランド本島に戻る前、小さな港町で小休憩をした。

そこの駐車場でなにげに町についてのインフォメーションを読んでいたら、どこか耳覚えのある話。

そう、あの本で読んだ、ガビン=マックスウェルとカワウソたちの話だ。

スカイ島とスコットランド本島のあいだに小さな島がある。

今は、その島を経由して橋がかけられているのだが、昔は船で行き来するしかなかった。

そこに、灯台(現在は使われていない)が今でもみえる。

なんとその灯台がマックスウェルが住み、ブリテン島で数が激減しているカワウソたちのコロニーを作ろうとしたところなのだ。light house otto 1

まさか、ここで出会うとは思いもよらなかった。

現在は、橋がかけられ、彼が住んだ灯台はミュージアムになっている。

カワウソの数はブリテン島全体で、少しずつ増えているという。