文化を主としたロンドン現地ガイドツアー

カンタベリー大聖堂の外観

立派なクライスト・チャーチ門をくぐると、そこには目を奪うほど壮大な教会が立っています。15世紀の著名な建築家によって建てられた時には、ローマ時代以来の英国最大級の建築プロジェクトでした。西側の門の上部にはこの教会の創設者たちの立像が並んでいます。その入り口からさっそく中に入ってみましょう。

カンタベリー大聖堂の内覧

天井高く壮大な大聖堂に入れば、神の国に近づきたいという当時の人々の思いが聞こえてくるよう。ところが暗い歴史もあります。1170年、英国王ヘンリー2世の部下によって、大司教トーマス・ベケットが、なんとこの教会内で殺されました。以来、ベケットの棺に触れれば病気が治ると、人々は巡礼に訪れました。教会内にはそれを物語るイメージが至るところにみつかります。ノルマン様式・ゴシック様式など建築の変化もみてとれます。運がよければ、大聖堂に響く天使の歌声−聖歌隊の演奏に巡り合うこともできます。

カンタベリー大聖堂の回廊

団体旅行なら飛ばしてしまう大聖堂の外の美しいガーデンを歩きましょう。そこには、かつての修道士たちの生活が忍ばれる静かな空間があります。

聖アウグスティヌス修道院などの古い遺跡

カンタベリー大聖堂のすぐとなりには、かつて、大聖堂と一緒に造られた修道院がありました。修道士たちが学び、修行を積み、共同生活をしたところです。ここには、イギリスにキリスト教を伝え、カンタベリー大聖堂をつくった最初の大司教である聖アウグスティヌスが眠っているとされます。それ以来、初期の大司教や土地の王たちの墓所として使われました。1538年にヘンリー8世によって壊されましたが、今も、聖なる土地の趣を残しています。

カンタベリーの町並み

カンタベリーの街には、何百年にもわたって、国内外からのたくさんの巡礼者たちを受け入れた歴史や文化の厚みがあります。徒歩圏の小さな街には小川が流れ、曲がりくねった道や立ち並ぶ木造の中世の建物が風情を醸し出しています。

ウィスタブル港町

カンタベリーから電車で30分のところには、古くから漁村として栄えた風光明媚な小さな港町ウィスタブルがあります。美味しいアイスクリーム屋さん、小さなアートギャラリー、おしゃれなヴィンテージ屋さん、種類の多いチーズ屋さん、インディペンデントのジュエリー屋さん、ロンドンでは見られない個性的なお店を覗いてみませんか？

生牡蠣を味わう

海を見ながら、潮の香りがする生牡蠣と白ワインで優雅な気分。夏はオイスターの季節。海辺にはとれたてのオイスター屋さんが並びます。白ワイン片手にプリプリのオイスターに舌鼓！

オプションA：カンタベリーでパント船に乗る

カンタベリーの中心を流れる小川で季節の風を感じながら、パント船に乗ってみませんか？　川から眺める古都の風景はまた格別です。