今日もローリング・ストーンズ!「くじ引きチケット」握りしめ、ロンドン・コンサートへ
はじめまして、アートローグのスタッフ、「チェリー ガルシア」と申します。
アイスクリームではありません。
ロック愛で、アイスがあっという間に溶けちゃうほど好きなロンドン在住日本人です。
というわけで、これから度々、ここのブログで登場することになりました。
どうぞ、よろしくお願いします。
早速ですが、先日、ローリング・ストーンズのコンサートに行ってきました!
場所はロンドンオリンピックのメインスタジアムだったロンドンスタジアム。
ご存知のように、ストーンズのチケットはいつもやたらお高い!
正規の値段でも100ポンド、200ポンド(日本円なら1.5〜3万円)は当たり前。
観たいけれど躊躇する…。
前回見たし、今回は諦めようかー。なんて思っていたら、
ストーンズのオフィシャルサイトで「ラッキーディップチケット」なるものをコンサートの数日前に発見。
むむっ!何と30ポンド(4500円)!!
ただ、そのチケットは会場に来るまでどの席か分からないミステリーチケットらしい。
でも30ポンドなら天井桟敷でも上等!それに何だか面白そう!ということで即ゲット。
そして当日。ドキドキしながら会場のチケット受け取りボックスオフィスへ。
ボックスオフィスには陽気なお姉さんが待ってた。
彼女はチケット入りの封筒をトランプのカードの様に広げて、
「さーあ、この中から一枚引いてね!」だって!
これは正に文字通りラッキーディップ=くじ引きチケットだ!
「赤か黄色が大当たりよ!頑張って~!」
陽気なお姉さんに何故か応援されながらチケットを引く。
どうも赤がプレミアム席で、黄色がゴールデンサークルと呼ばれるかぶりつき最前部のスタンディングエリアのチケットらしい。
どちらのチケットも、プレミアが付いてトンデモない値段に跳ね上がる場所のチケットだ。
ドキドキワクワクして引いたチケットは緑色で、アリーナのスタンディング チケット。
赤、黄色じゃないけれど、全然悪くない!
アリーナのスタンディングなら広いので前でも後ろでも好きな所で見えるし、なんてったって一体感がある。
大満足でアリーナへ。
前座はオアシスのノエル ギャラガー。
オアシスのお馴染みのヒット曲で盛り上がっていた。
そして出ました!ローリング ストーンズ。
皆おじいちゃんになっているけれどやはり圧倒的な存在感。
あの歳で巨大なスタジアムのステージを動き回るミック ジャガーにはプロ根性を感じるし、
キース のブルージーなギターもまだまだ健在!
昔からおじいちゃん的雰囲気のチャーリー はますますおじいちゃん度が増しつつも、
相変わらずクールにドラムでリズムを刻み、
ロン ウッドはいつものムードメーカーぶりで、お疲れ気味になったメンバーを盛り上げている。
そう。変わらないのだ。この人達。
1962年にロンドンのソーホーの片隅で命名され誕生したローリング・ストーンズ。
それから時代は本当に変わった。
でもこのバンドは変わらない。
大きなメンバーチェンジも解散もせず、ただひたすら仲間達とロックし頂点を走り続けている。
そんな変わらないものを求めて人々は観に来るのだ。
そしていつまでも走り続けて欲しいと思うのだ。
なーんてくじ引きチケットで浮いたお金で買ったビールを片手に大合唱しながら思ったのでした。
(チェリーガルシア)