ボヘミアンなポートベロー・マーケット
ロンドンのポートベロー・マーケットは、ヨーロッパでも最大級のマーケット。
おっきなエリアぜーんぶ、とってもボヘミアンです。
今日は、ガイドブックに書いてないポートベローをご案内します。
あ、いけな、自己紹介忘れてた。はじめまして、うさぎのロビンといいます。
ふだんこのブログを書いてる「ュ」のともだち、アートローグの看板ウサギだす。
「ュ」が楽しそうにブログしてるの見て、ちょこっとうらやましくなったの。で、書かせてもらうことにした。
ュに「あんた、何書くの?」ていわれて、うーんと考えて、舌足らずだけど、大好きなロンドンのマーケットのことを書くことにしまひた。
ポートベローのお話
この市場が開くのは金曜と土曜日。
地下鉄ノッティングヒル駅で降りたら、たくさんの人が歩く方についてけば、自然にマーケットにたどりつく。ポートベロー通りはほとんどまーすぐ一本道だから、迷うことなし。
マーケット全体は「大きく3つに分かれてる」といわれてるの。駅からはじまって最初はアンティーク店が集まったとこ、第2エリアは食べ物の屋台が並んでるとこ、第3はクラフトショップが並んでるとこ。
でもね。ロンドン生まれのロビンは、そこに四番目を加えたい。何売ってるかって?それは今はヒミツっ。
さて、歩き始めると、興味をそそられる店がいっぱい。心もあっちふらふら、こっちふらふら。
でもさ、四つのエリアをぜーんぶと見たいと思ったら、最初にエネルギーを使い込まないほうがいいかも。
ゆるやかに曲がりくねった道には、パステルカラーに塗られたかわいいおうちが並んでて、歩くだけでうきうきしちゃいます。
第1エリア:アンティーク
まず、第1エリアね。
カラフルなおうちの前の細い通りには、屋台が軒を連ねて、ありとあらゆるものを売ってます。日本の人からしたら、こんな買ってどうすんの?ての売ってる。
たとえば、100歳ぐらいの砂時計とか、
じゃばらのカメラとか、
昔のロンドンバスのおもちゃとか、
古い木馬さんとか、
ビクトリア時代の銀食器とか、
皮のバスケットボールとか、
おもちゃの兵隊さんとか、
虫眼鏡とか、
皮のスーツケースとか、
ぐるぐる回す昔の電話とか、
どうすんだろ、こんなんおうちにおいて・・・
でも、ふつうにいるのよ、こーユーの集めてる人。
エゲレス人ってほんとに、古いの好き。
そういう趣味はお金持ちだけじゃないの。
ュのかあちゃんとかは、青やピンクの古い瓶を集めて家に飾ってたり、
おばあちゃんは「鳥」の磁器を集めてたり、
友達は「ぶた」を集めてたり・・・。
別に食べれるわけじゃないし、なんかの役にたつわけじゃないし、ただただ集めて嬉しがってる。
ウサギのロビンにしてみたら、ほんと、不可解この上ないよ。
でも、みてたらロビンも楽しくなってきた。
何につかうの~これ~って、想像するのも楽しいし。
そういう変な人間さんたちが、真剣な顔してチェックしてたり、店の人と交渉したりするの観察するのも面白いし。
そうそう、このアンティークのエリアではね、通りにでてる露天だけじゃなくて、ぜひ、「アーケード」の奥にも入ってね。
それはそれはおもちゃをひっくり返したみたいだから。
第二エリア:たべもの
ポートベロー通りは、自然に第二のエリアにつながっていきます。
オリーブやさんとか、オーガニックのパン屋さんとか、きのこやさんとか、お花屋さんとか、屋台が軒を並べていて、とっても賑やかです。
こういうのみたり、おいしそうな匂いをかいでたら、おなかが減っちゃうね。
大丈夫。
パエリアとか、クレープとか、エスニック料理とか売ってる露天もたくさんあるから。
で好きな物買って、みんな道端に座って食べるの。
え?トイレ?心配なーい。
ポートベローには、ちゃんと3箇所ぐらいパブリックがありまする。
もちろんおされなカフェとかもたくさん並んでるよ。
そうそう、このへんには美味しいスペイン料理屋さんや、スペインの食材屋さんがあるの。
ストリートミュージシャンたちも演奏していて、活気に溢れてます。
第三エリア:クラフト・エスニックショップ
第三のエリアは、エスニックの店やら手作りの店がひしめき合ってるよ。
帽子屋さんとかジュエリー屋さんとか、
アフリカンなものとか、アジアンなものとか・・・。
こういうクリエイティブなアイデアってさ、
やっぱ市場がもってるエネルギーからうまれるんだとおもわない?
そこまで行ったら、電車の高架に沿って左に曲がれば、地下鉄Ladbroke Grove駅に着くよ。
でもね、せっかくこの記事よんでくれたんだから、ぜひ、まっすぐに進んでほしい。
第四エリア:ロビンのおすすめ
高架の向こうは、なんだか、これまでのエリアと違うっ~て、きっと直感でわかるはず。
マーケットはここで終わったって、思うかもしんない。
ここから先は、ディープなエリアじゃないかしらって、ちょっとこわくなって、ひっかしちゃうかも。
そこをひとつ冒険してみましょ~。
だって! これから先が知るひとぞ知るエリアだから。
で、今までのエリアより、もっともっと「こんな何にするわけ~???」っての売ってるから。
しかも、みーんな安いです。
地元のおされロンドンっ子たちもたーくさんお買い物に来てるよ。
わーい! 仲間がいた~。
そうか、もうすぐイースターだもん、ロビンの季節~。
ものがたくさん地べたでみれるからだよ。
だって、ロビンうさぎなんだもん。
でも、大きい犬はこわい~。
あ、こーゆー家具、ュが好きそうだな。
でも、かわいそうに小さなおうちだから買えましぇーン。
さあ、このへんまで来ると、また雰囲気が違ってきます。
そう、このあたりはモロッコの人たちが住んでるエリアなんだよ。
モロッコのタジン鍋とかも売ってます。
かわった食材も売ってる。しかも安い。なんか香辛料やハーブの匂いもただよってきて~。
あ~。また、おなかすいてきた。
で、時計見たら(ふつう、うさぎは懐中時計をもってるのよ)
ばっちりランチタイム!
というわけで、モロッコ料理の露天にはいりました。お魚料理です~。 いわしに、あんこうに、イカに、えびに・・・・
目の前で焼いてくれました。 ライスと、スープと、サラダと飲み物がついて、1000円!
幸せ満腹で、ふらふら隣の店に入ったら、
あ~。かわいすぎる~。
だれか、ロビンに買ってくれないかなあ。
なんかさあ。
最初は、マーケットを見たり、人を見たりすることだけが楽しみだったのに、ロビンがはまっちゃったかも~。
というわけで、最後までよんでくれて、ありがとう。
もし、みんなが楽しんでくれたら、またロビンがみたマーケットのこと書こうと思います。
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ロビン
<基本情報>
- Portbello Market
- 金曜・土曜・祝日 5:30-17:00 頃 (野菜と一部店舗は月~土曜日)
- 最寄駅 地下鉄Nottinghill Gate駅 Ladbroke Grove駅
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