500才おめでとう!:ハンプトンコート宮殿
ロンドン郊外にイギリスを代表する宮殿があります。その名もハンプトンコート。
あの絶対王政をしいたヘンリー8世がよく使ったお城。
どっしりした立派な建物と歴史のロマンがあいまったお城です。
もともとは、若い頃のヘンリー8世の右腕、ウルジー大司教のおうちでした。
でも、それが王も嫉妬するくらいに立派な建物だったので、結局、王にプレゼントされちゃったのね。
はやい話、ぶんどられちゃったってわけ。あのヘンリー8世なら、おおあり。
今年は、ウルジーさんの建築がはじまった1515年から数えて、ちょうど500年目なので、
その誕生日を記念して、様々なイベントが行われています。
まず、出迎えてくれるのは赤レンガの壮大なお城。
中世のお城らしい重々しい建物です。そこかしこに、おどろおどろしい顔や動物の彫刻が施されている。
きっと魔よけなんだね。
ここで有名なのは、王がお客さんたちを招いた立派なホールだろうけど、
ロビン的には台所が楽しい。(で、ちょっとこわーい。ふくざつ・・・)
王室の胃袋を満たすための、巨大なキッチンです。
ここでは中世の服を着た人たちが、本物の食材を調理してて、
中世の貴族たちはどんな食べ物を食べてか教えてくれる。
この巨大な暖炉では、なんと本物の肉が肉汁を垂らしながら、ぐるぐるまわってました。
ロビンの仲間もここにぶら下がってたかもっ・・・て想像すると、かなりショック・・・・!
歴史的な場所で、こういう演出があるのは、イギリスでは結構当たり前だよ。
さすが演劇の国だね。
アマチュアの役者さんとか演劇の勉強をしてる学生さんが演じたりすることもあるんだって。
500周年の今年は、どうやらもっともっと手の込んだイベントがあるらしいよ。
音楽ももちろん!
実は、ヘンリー8世はいろいろな才能のある王様で、作曲もしました。
「グリーンスリーブス」は、ヘンリー8世がつくったって説もあります。
大ホールでは、中世の楽器でプチ音楽会 ^^
それにあわせて踊りだす、陽気なイギリス人^^
ヘンリー8世はテニスの名手でもありました。
みんな知らないで帰っちゃうんだけど、ハンプトンコートには中世のテニスコートもあるんだよ~。
ジェーンシーモアのこと、幽霊のこと、ジョージ王朝のこと、ビクトリア女王のこと
ハンプトンコート宮殿の歴史は、まだまだあるんだけど・・・・
気のせいか、後ろから誰かが包丁もっておいかけてくる気がする。
つかまって、暖炉にくべられる前にずらかります!
ともかく、今年はねらい目だよ~。 歴史もここで学べるよ~。 バイバ~イ!
ハンプトンコート:
毎日、夏は10から18時まで
冬は10から14時半まで
入場料、約20ポンド
ハンプトンコートへは、ロンドン市内から電車で30分ぐらい。オイスターカードも使えるし、駅からもすぐ。