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ウサギの目からみたスコットランド独立運動

昨夜、スコットランドは歴史的な国民投票で超過熱状態。一夜明けた結果は反対多数で、UKに留まることになりました。でもすごいよ、だって、住民の85%が投票したんだから。

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(c) The Times

地下穴学校で学んだことを思い出しています。UKは、もともと4つの国でした。アイルランド、ウェールズ、イングランド、そしてスコットランド。 言葉も違えば、文化も違ったのね。で、なんで一緒になちゃったかというと、「きっと強いイングランドの王に負けちゃって、支配されちゃったのね?」って、思われるかもしれない。ウェールズやアイルランドは、そのとおり。でも、スコットランドは負けませんでした。

じゃあ、スコットランドはなんで?っていうと―お金のことなのです。18世紀にスコットランドが海外貿易に失敗して国が破産状態になった。で、イングランドの議会がその借金たてかえてあげるから、議会を一緒にしましょうと。で、現在のUKができたのね。

ほんじゃあ、なんでなんで、今また独立の動きが高まったのでしょう? 今回の投票でもほんとに接戦でした。YES=独立賛成が44.6%もあったんだ。 直前までは、なんとYESが上回っていたぐらいです。

なんで、そんなに独立への熱が高まっていたか。日本のメディアを斜め読みすると、北海油田の事とか、核ミサイル搭載の原潜のこととか、失業率の高さとか、いろいろ書いたる。

でもさ、うさぎの低い目から見たら、そんな細かなことには思えないんだよ。 あれだけの高まりを見せたのは、もっと腹の底からくること、「感情」だと思う。 つまり、「あたいは、英国人なんかじゃなくて、スコットランド人!」とか「俺は、チェルシーFCなんか大嫌い、セルティックFC(スコットランドのサッカーチーム)のサポーターだ」とかって、感情。つまり、「ナショナル・アイデンティティー」ってやつだと思うのです。

スコットランドの人たちも口先ではいろいろ言ってたけど、結局はそういう感情の高まり。だから、85%なんて史上まれにみる投票率になったんだと思う。

だとしたら、これってさ、スコットランドだけの問題じゃないよね。スペインだって、カタロニアの人たちが独立への感情が高まってるし、実際、今回のスコットランド独立の動きにかなり触発されてたみたい。世界的にみても、ナショナリズムの動きが大きくうなっています。日本だってそうでしょう?

でも、ウサギの目からするとね。人間ってなんでそんなに国とか民族とかが大事なんだろうって不思議だよ。だってウサギには、国とか民族なんて「考え」自体ないもんね。

 


 このブログは、アートローグの看板ウサギのロビンによって書かれています。

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