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ママたちの美術館:ウォーレスコレクション

ヒメママという、小さなお子さんをお持ちのママたちがもっと元気になる事を応援する団体があります。

すでに日本全国展開している大きな組織ですが、ロンドンにも支部があり、ロンドンのママたちを応援しています。

数ヶ月ほど前、そのヒメママ・ロンドンから、赤ちゃん連れのママたちに美術館鑑賞講座をしてほしいという依頼がありました。

 

美術館に、赤ちゃん連れの親子がいるという図。

実は、イギリスでは当たり前の風景です。

ところが、日本からロンドンにきた親御さんたちから聞いたことなのですが、

残念ながら、日本では、バギーで美術館に行くと、冷たい目線を感じるのだとか。

ちょっとでも、赤ちゃんがぐずりだすと、すぐに美術館の人が走ってくるのだとか。

そんな環境じゃあ、美術館に行こうなんて思えなくなってしまう。美術館からは疎外されているのだと。

それが、ロンドンでは、赤ちゃんを連れた親御さんたちが、自然に美術館にいる。

なのに、日本の環境のトラウマをもつママたちは、美術館には子連れで行けないと閉じこもってしまっている。

 

だから、ちょっとでもいいから、背中を押してあげられるような機会になればと、ヒメママからの申し出をお受けしました。

 

会場にしたのは、大きくもなく、交通の便もよく、貴族の邸宅という環境で素晴らしい美術品を鑑賞できる、ウォーレスコレクション。

ルーベンスやレンブラントやロココ美術の名品がある美術館です。

参加してくださったのは、6組の抱っこひもで赤ちゃんを連れたママたちとヒメママスタッフ。

この美術館には始めての方ばかり。

中には、出産以来、はじめてロンドン中心部にきましたという方もいたようで、

ママたちにとっては、それなりの冒険。

でも、素敵な室内や芸術を目の当たりに味わって、

何より、あ〜、赤ちゃんと一緒にここに来てもいいんだと、リラックスして喜んでいただけました。

赤ちゃんの中には、飽きずに、わたしの表情をニコニコと見つめ続けてくれた子もいて、

この子たち、ひょっとしとお話を聞いてるの?と、錯覚を覚えるほど。

わたしの顔がよっぽど愉快だったんでしょう。^^;

 

小さな赤ちゃんをもつ親御さんたち。

将来の社会を担うわたしたちの子どもたちに、24時間献身的に日々を送るみなさんには、本当に頭が下がる思いです。

でも、いつもいつも、赤ちゃんのお世話で日がくれるのではなくて、

一瞬一瞬をママがママらしく、パパがパパらしく楽しく過ごしていたら、きっと赤ちゃんにもそのハッピーが伝わるのではないかと思うのです。

 

だから、どうぞ、外に出てください。

そこで、ご自分らしく生き生きと過ごしてください。

日本の美術館もそんなママやパパたちを受け入れる場になることを願って止みません。