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文化を主としたロンドン現地ガイドツアー
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パルテノン彫刻に西洋音楽発展の源泉をみた

今回はわずか1日のロンドン観光でしたが、アートローグの吉荒ゆうきさんにガイドをお願いしました。
大英博物館は通常なら1日以上かけてじっくり回るところですが、今回は3時間しか時間が取れませんでした。当初は広く浅くの駆け足鑑賞を考えていましたが、ガイドさんの提案もあり幾つかに焦点を絞ることに。結果的には大正解で、ひとつひとつの解説が非常に面白く、大変有意義な時間を過ごせました。
図書館と一体となり、「百聞は一見に如かず」を体現していた初期の大英博物館の素晴らしい考え方。
複数の地域を跨いで同じテーマで展示物を集めるという近年の展示方法の面白さ。
植民地時代における遺産収奪と最良の方法での保管展示という大英博物館の持つ負と正の二面性。
古代オリエントと古代ギリシアにおける死生観や考え方の違い。
…などなど知ることができ、短いながらに凝縮された実りある鑑賞をすることができました。
クラシック音楽に関わる仕事をしている身としては、特に古代ギリシアの展示に関して、キリスト教宗教音楽として始まった西洋音楽が、ルネサンス以降の啓蒙の時代に古代ギリシアの詩劇や思想に触発されてオペラやその他の「人間のための」音楽へと進化していった歴史を思うとき、その源泉となった彫像群を解説を聞きながら見て回れたことはとても意義深かったです。
2015-01-14 11.03.52

大英博物館 パルテノン神殿

また、博物館見学後も伝統的なパブに入ったりマーケットに立ち寄ったりととても楽しくロンドンを満喫できました。別れ際に立ち寄ったセントポール大聖堂ではちょうど礼拝の最中であり、同じプロテスタントであるルター派と微妙に異なる国教会仕様のオルガン演奏を聴くことができて、とても興味深かったです。
いつの日かロンドンを再訪し、今度は数日かけて大英博物館を回るとともに、今回見られなかった様々なロンドンの表情を見てみたいです。その際は是非またアートローグさんにガイドをお願いしたいなと思いました。
今回は本当にありがとうございました。
(TB様 大阪)

(アートローグから)音楽家のB様は、パルテノン神殿の彫刻群をご覧になりながら、バッハの音楽やビートルズの音楽との繋がりを脳裏に浮かべていらっしゃいました。観る人の引き出しが豊かだからこそ、感動がさらに深い事、素晴らしい芸術だこそ、観る人の関心によって、見え方が広がる事を、考えさせられる機会でした。そうやって、ご自分の関心に引き寄せて、大英博物館の展示をご覧になっていただけたことが、わたしにとっても何よりの喜びです。今度は、ぜひ、もっと時間をかけて、この町を堪能していただければと願っています。